01 / 66.0kg / RIZIN&PFLフェザー級タイトルマッチ
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs AJ・マッキー
結果|シェイドゥラエフが3R判定3-0で勝利(RIZIN&PFLフェザー級ダブルタイトルマッチ)

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ→
RIZINフェザー級王者・キルギス。19戦全勝で判定決着ゼロ(7KO・12一本)
MMA19勝0敗(2026-04-12時点)
直近の戦績
- 2026.4.12vs 久保優太|○ 1R 4:13 TKO
- 2025.12.31vs 朝倉未来|○ 1R 2:54 TKO
- 2025.9.28vs ビクター・コレスニック|○ 1R 0:33 TKO
A
AJ・マッキー→
元Bellator世界フェザー級王者・米国。PFL参戦中で3連勝
MMA25勝2敗(2026-06-27時点)
直近の戦績
- 2026.6.27vs サラマト・イスブラエフ|○ 判定3-0
- 2026.3.20vs アダム・ボリッチ|○ 判定3-0
- 2025.7.19vs アフメド・マゴメドフ|○ 判定3-0
因縁|シェイドゥラエフは2025年大晦日に朝倉未来を1R2分54秒TKOで沈めた現王者
メインはそのシェイドゥラエフ。19戦19勝、判定までいったことが一度もない。7つのKOと12の一本で全部フィニッシュ。大晦日に未来を沈めたあの圧を、今度は元Bellator世界王者のAJマッキーにぶつける。RIZINとPFLの2本のベルトが懸かるダブルタイトルマッチで、いま日本のリングで組める最高峰だと思う。
マッキーも役者が違う。デビューから18連勝でBellatorの頂点まで駆け上がって、ピットブルを1Rで絞め落として賞金100万ドルのグランプリまで獲った男。いまはPFLで3連勝中と仕上がってる。無敗の怪物に初めて土をつけるならこいつしかいないっていう配役で、王者の底が見えるのか、化け物の証明がまた1個増えるのか。どっちに転んでも歴史の目撃者になれる。
写真: ラジャブアリ・シェイドゥラエフ=ホタテマン0010(CC BY 4.0・Wikimedia Commons)
02 / 71.0kg
朝倉未来 vs 青木真也
結果|朝倉未来が1R2分39秒TKO(レフェリーストップ:グラウンドパンチ)で勝利

朝倉未来→
34歳。担架で運ばれた大晦日の王座挑戦から253日ぶりの復帰戦
MMA19勝6敗1無効試合(2025-12-31時点)
直近の戦績
- 2025.12.31vs シェイドゥラエフ|× 1R 2:54 TKO
- 2025.7.27vs クレベル・コイケ|○ 判定2-1
- 2025.5.4vs 鈴木千裕|○ 3R 1:57 TKO
- 2024.7.28vs 平本蓮|× 1R 2:18 TKO

青木真也→
43歳。元DREAM・元ONE世界ライト級王者。RIZIN参戦は旗揚げ戦以来11年ぶり
MMA50勝12敗(2025-11-16時点)
直近の戦績
- 2025.11.16vs 手塚裕之|× 2R TKO
- 2025.3.23vs エドゥアルド・フォラヤン|○ 1R 0:53 腕ひしぎ十字
- 2024.1.28vs ジョン・リネカー|○ 1R 一本
因縁|本人。この大会に出る6人と拳を交えてきた男が、7人目の因縁を作りに戻ってくる
去年の大晦日を見てた人なら分かると思う。シェイドゥラエフに1R2分54秒で壊されて、担架で運ばれていった朝倉未来。3度目の王座挑戦がいちばん残酷な形で終わって、正直もう見られないかもしれないと思った。その復帰戦の相手が青木真也。RIZINのリングは旗揚げ戦で桜庭和志を破った2015年12月以来、11年ぶりになる。
43歳の青木は直近の11月、ONEで手塚裕之に2RTKOで敗れてる。恥ずかしながら、恥を忍んで、という会見の言葉は負けた直後の帰還だからこそ重い。ただ、枯れたと思ったら多分火傷する。去年3月にはフォラヤンを53秒の腕十字で極めてるし、その前のリネカー戦も1Rで終わらせた。50勝のうち一本勝ちが32。この年齢でも極めの精度が落ちてない寝技師とか、普通にホラーでしょ。
未来はグラップリングでも負ける気はしないと言い切った。それに対する青木の返しが、残念だったな俺だよ。この距離感のまま9月10日まで転がっていくと思うと、もう楽しみで仕方ない。
日本が盛り上がるカード。グラップリングでも負ける気はしない
朝倉未来|デイリースポーツ(7月20日・対戦カード発表会見)
1ラウンドで終わらせます
朝倉未来|デイリースポーツ(7月20日・対戦カード発表会見)
残念だったな、俺だよ
青木真也|東スポWEB(7月20日)・本人のYouTubeでも同題の動画を公開
恥ずかしながら。恥を忍んで帰ってきました
青木真也|TOKYO HEADLINE(7月20日・対戦カード発表会見)
写真: 朝倉未来=ホタテマン0010(2025年RIZIN男祭り・CC BY 4.0・Wikimedia Commons) / 青木真也=SUPERADRIANME(2013年ONE FC シンガポール大会・CC BY 2.0・Wikimedia Commons)
03 / 71.0kg
ホベルト・サトシ・ソウザ vs 野村駿太
結果|ホベルト・サトシ・ソウザが3R判定3-0で勝利

ホベルト・サトシ・ソウザ
元RIZINライト級王者。2025年大晦日、開始13秒の膝で王座陥落
MMA20勝4敗(2025-12-31時点)
直近の戦績
- 2025.12.31vs イルホム・ノジモフ|× 1R 0:13 KO
- 2025.9.28vs 堀江圭功|○ 1R 1:40 リアネイキドチョーク
- 2025.5.31vs キ・ウォンビン|○ 1R 0:50 リアネイキドチョーク
野
野村駿太
28歳・アメリカン・トップチーム。現王者グスタボとパトリッキー・ピットブルを連破
MMA10勝2敗(2025-07-27時点)
直近の戦績
- 2025.7.27vs パトリッキー・ピットブル|○ 判定3-0
- 2025.3.30vs ルイス・グスタボ|○ 3R テクニカル判定3-0
- 2024.9.16vs 江藤公洋|○ 判定5-0
因縁|怪我で何度も流れた末にようやく実現する、元王者と王者キラーの宿題マッチ
サトシの大晦日は13秒だった。ノジモフの右膝一発で王座もろとも吹き飛んで、ライト級の勢力図はそこから一気に動いた。柔術仕込みの絞めで長くライト級に君臨してきた男が、キャリアでいちばん残酷な負け方をした夜。
で、相手の野村駿太が地味にいちばん危ない。パトリッキー・ピットブルを破って、いまのライト級王者グスタボにも勝ってる28歳。この一戦は野村の眼窩底骨折や膝の大怪我で何度も流れてきた宿題で、ようやく実現する。元王者の再起戦のはずが、中身はほぼ次期挑戦者決定戦になってしまった。
年末、僕の怪我でサトシ選手との試合を飛ばしてしまった
野村駿太|ゴング格闘技(7月20日・対戦カード発表会見)
写真: ホベルト・サトシ・ソウザ=Gyutan329pii(2020年RIZIN.22・CC BY-SA 4.0・Wikimedia Commons)
04 / 66.0kg
カルシャガ・ダウトベック vs 平本蓮
結果|平本蓮が3R判定2-1で勝利

カルシャガ・ダウトベック
32歳・カザフスタン。11連勝中。アマボクシング国内王者出身の左ストレート
MMA20勝3敗(2026-07-18時点)
直近の戦績
- 2026.7.18vs 萩原京平|○ 1R 4:08 TKO
- 2025.12.31vs 久保優太|NC(偶発的なアイポーク)
- 2025.3.30vs 鈴木千裕|○ 判定2-1

平本蓮→
28歳・剛毅會。MMAは2024年7月の朝倉未来戦以来774日ぶり
MMA4勝3敗(キック11勝4敗)(2024-07-28時点)
直近の戦績
- 2024.7.28vs 朝倉未来|○ 1R 2:18 TKO
- 2023.12.31vs YA-MAN|○ 判定3-0
- 2023.4.29vs 斎藤裕|× 判定1-2
因縁|平本は2024年に朝倉未来を1R2分18秒KO。ダウトベックはRIZINデビュー戦(2018年)で唯一朝倉未来に敗れて以降11連勝
個人的にいちばんざわついてるのがこれ。平本蓮のMMAは、未来をKOしたあの夜以来774日ぶり。あの試合のあとドーピング疑惑で燃えに燃えて、検査結果は陰性。それでも消えなかった空気ごと全部、リングの上で晴らすしかない状況での復帰戦になる。
相手が優しくない。ダウトベックはいま11連勝中で、7月には萩原京平を1Rで沈めたばかり。カザフスタンのアマボクシング王者上がりの左は、たぶん今のフェザー級でいちばん怖い一発。しかもその萩原、平本がMMAデビュー戦で敗れた相手でもある。平本が6年かけて越えてきた壁を、ダウトベックは4分で片付けてから来る。
RIZINで負けたのがデビュー戦の朝倉未来だけっていうのも、この大会だと出来すぎてる。復帰戦で自分がいちばん強いと思う相手と当ててもらったと平本は言う。この男の大口が口だけで終わらなかったことは、未来戦を見た人なら知ってるはず。
死ぬつもりで勝ちに行きます
平本蓮|ENCOUNT(7月20日・対戦カード発表会見)
俺ならシェイドゥラエフをKOできるんじゃないかという試合を見せたい
平本蓮|TOKYO HEADLINE(7月20日・対戦カード発表会見)
写真: カルシャガ・ダウトベック=Наш БОЕЦ(YouTube・CC BY 3.0・Wikimedia Commons) / 平本蓮=ホタテマン0010(2024年超RIZIN.3・CC BY 4.0・Wikimedia Commons)
05 / 66.0kg
斎藤裕 vs YA-MAN
結果|斎藤裕が3R判定3-0で勝利

斎藤裕
初代RIZINフェザー級王者。2024年7月以来2年ぶりの復帰戦
MMA21勝9敗2分(2024-07-28時点)
直近の戦績
- 2024.7.28vs 久保優太|× 2R 4:19 KO
- 2023.12.31vs クレベル・コイケ|× 3R 1:22 ダースチョーク
- 2023.4.29vs 平本蓮|○ 判定2-1
Y
YA-MAN
キック14勝5敗からMMA転向。2023年にキックルールで朝倉未来を77秒KO
MMA3勝2敗(2025-07-27時点)
直近の戦績
- 2025.7.27vs 金原正徳|○ 3R 2:51 TKO
- 2024.12.31vs カルシャガ・ダウトベック|× 判定0-3
- 2024.7.28vs 鈴木博昭|○ 1R 3:28 KO
因縁|斎藤は2020年の王座決定戦で朝倉未来に勝利(翌年未来が雪辱)。YA-MANは2023年にキックで朝倉未来をKO。しかも2人とも平本蓮と対戦済み
復活祭りの看板にいちばん忠実なのは、実はこの試合かもしれない。斎藤裕は初代フェザー級王者で、2020年の王座決定戦で未来を判定で破った男。その斎藤も久保優太に沈められてから2年間リングを離れてて、崖っぷちからの復帰戦になる。最後に勝った相手が平本蓮っていうのがまた、この大会らしい。
YA-MANは2023年11月、キックのリングで未来を77秒で沈めた男。MMAに転向してからは平本にもダウトベックにも敗れたけど、去年の夏に金原正徳をTKOで仕留めて流れが変わってきた。未来に勝った者同士が、未来の復帰戦の夜にMMAで交わる。相関図が渋滞してるとはこのこと。
写真: 斎藤裕=ホタテマン0010(2023年RIZIN LANDMARK 5・CC BY 4.0・Wikimedia Commons)
06 / 66.0kg
ヴガール・ケラモフ vs 高木凌
結果|ヴガール・ケラモフが3R判定3-0で勝利

ヴガール・ケラモフ
元RIZINフェザー級王者・アゼルバイジャン。2023年の王座決定戦で朝倉未来に一本勝ち
MMA21勝7敗(2025-12-31時点)
直近の戦績
- 2025.12.31vs クレベル・コイケ|× 判定0-3
- 2025.6.14vs 木村柊也|○ 判定3-0
- 2024.12.31vs ホベルト・サトシ・ソウザ|× 1R 4:45 三角絞め
高
高木凌
26歳・フリー(元パラエストラ八王子)。11勝のうち8つがKO決着。現在3連勝中
MMA11勝3敗(2026-05-10時点)
直近の戦績
- 2026.5.10vs リー・カイウェン|○ 1R 1:38 TKO
- 2026.3.7vs 木村柊也|○ 1R 5:00 TKO(ドクターストップ)
- 2025.9.28vs 三宅輝砂|○ 判定3-0
- 2025.5.4vs 秋元強真|× 判定0-3
因縁|ケラモフは2023年7月の王座決定戦で朝倉未来をリアネイキドチョークで下した元王者。高木は2024年に萩原京平を一本、いま3連勝中
ケラモフは2023年の王座決定戦で未来を絞め落とした元王者。そのあと鈴木千裕にベルトを奪われて、おととしの大晦日にはサトシのライト級王座にも挑んで三角絞めに散った。この大会の因縁の網は、ケラモフを経由してもつながってる。
高木凌は野球少年から19歳で格闘技を始めて、パンクラスのフェザー級ランキング1位まで駆け上がった26歳。11勝のうち8つがKOで、決め手はだいたい右ストレート。2024年9月には萩原京平をリアネイキドチョークで一本にしていて、去年5月に秋元強真へ判定で落としてからは3連勝で戻してきた。
この試合、地味に大会の縮図でもある。ケラモフを倒せば未来を絞め落とした男を倒したことになるし、ここでも萩原京平の名前が出てくる。ダウトベックの前哨戦と同じ壁を、高木はすでに一本で越えてる。
写真: ヴガール・ケラモフ=ホタテマン0010(CC BY 4.0・Wikimedia Commons)
07 / 49.0kg
RENA vs ナターシャ・クジュティナ
結果|ナターシャ・クジュティナが2R3分14秒フロントチョーク(タップアウト)で勝利
R
RENA
35歳・シーザージム。シュートボクシング出身で、RIZIN旗揚げから女子の看板を張ってきた
MMA15勝6敗(立ち技36勝5敗1分)(2025-12-31時点)
直近の戦績
- 2025.12.31vs 伊澤星花|× 2R 1:58 ギロチンチョーク
- 2024.7.28vs ケイト・ロータス|○ 2R 4:18 TKO
- 2024.3.26vs シン・ユリ|○ 判定3-0
ナ
ナターシャ・クジュティナ
37歳・ロシア/アメリカン・トップチーム。リオ五輪柔道52kg級の銅メダリスト
MMA10勝1敗(2026-04-12時点)
直近の戦績
- 2026.4.12vs 浜崎朱加|○ 1R 4:54 腕ひしぎ十字固め
- 2025.8.16vs ローズ・コンセイサン|○ 判定3-0
- 2025.5.22vs アシュリー・ヨーダー|○ 判定2-1
因縁|クジュティナはRIZIN初戦(2026年4月)で元王者・浜崎朱加を1R腕ひしぎ十字固め。柔道の五輪メダリストが、日本女子の看板を続けて狩りに来る
RENAが最後に勝ったのは2024年7月の超RIZIN.3。去年の大晦日は伊澤星花のベルトに挑んで、2R1分58秒、ギロチンで落とされた。旗揚げから10年、RIZIN女子の看板をひとりで張ってきた35歳が、いまいちばん崖に近いところに立ってる。
で、相手が相性という意味でいちばん嫌なタイプ。クジュティナは2016年リオ五輪の柔道52kg級で銅、2019年の東京世界選手権では決勝まで行って阿部詩に敗れた銀メダリスト。33歳でMMAに転向して10勝1敗、この4月のRIZIN初戦では元王者の浜崎朱加を1R4分54秒の腕十字で畳んでいる。日本の女子MMAの象徴を、下から順に剥がしにきてる感がある。
シュートボクシングで育ったRENAの武器は立ち技、クジュティナの土俵は組みと極め。噛み合わせがはっきりしてるぶん、どっちの間合いで試合が進むかで全部決まる。看板を守る側の試合としては、これ以上ないくらい分かりやすい。
08 / 59.0kg
冨澤大智 vs ドンマイ川端
結果|中止。ドンマイ川端が左眼窩底骨折(全治2〜3ヶ月)と診断され、8月29日にRIZIN公式が発表
冨
冨澤大智→
28歳・FIGHTER'S FLOW。BreakingDown出身の元消防士。三浦孝太を左膝一発で沈めた
MMA3勝2敗(キック2勝1敗)(2026-06-06時点)
直近の戦績
- 2026.6.6vs 加藤瑠偉|○ 1R 4:37 TKO(グラウンドの肘打ち)
- 2025.12.31vs 篠塚辰樹|× 2R 3:22 TKO
- 2025.9.28vs 平本丈|○ 判定2-1
- 2024.12.31vs 三浦孝太|○ 1R 1:53 KO(左膝蹴り)

ドンマイ川端
36歳・柔道家(本名・川端龍/三段)。2011年講道館杯60kg級優勝。柔道YouTuberとしても活動し、これがプロMMAデビュー戦
プロMMAデビュー戦(アマチュアMMAは0勝1敗)
直近の戦績
- 2023.5.21vs ヒロヤ(BreakingDown・アマチュア)|× 延長 判定0-5
因縁|2人とも同じ相手に同じ負け方をしている。冨澤は2022年11月、川端は2023年5月、BreakingDownでヒロヤに0-5の判定負け
最後の1試合だけ毛色が違う。冨澤大智は元消防士でBreakingDown出身、いまRIZINで3勝2敗。おととしの大晦日に三浦孝太を左膝一発で沈めて、この6月は加藤瑠偉をグラウンドの肘で切り裂いて1R TKO。当たったら終わる側の人間になってきた。
対する川端龍、リングネーム・ドンマイ川端は36歳の柔道家。2011年の講道館杯60kg級を獲って、同じ年のグランドスラム東京で2位。2013年の全日本選抜体重別では、準決勝で当時世界ランク1位だった髙藤直寿を巴投げで一本にして優勝している。のちの東京五輪金メダリストを投げた男、と言えば伝わると思う。いまは篠原信一や野村忠宏を動画に引っ張り出す柔道YouTuberで、プロの格闘技戦績はゼロ。会見によれば朝倉海に誘われて一度は断って、それでも練習を積んで榊原信行のオファーを受けたらしい。36歳のプロデビュー戦が京セラドームって、字面がもう物語。
調べてて笑ったのが、この2人、どっちもBreakingDownでヒロヤに0-5の判定負けを食らってること。冨澤が2022年11月、川端が2023年5月。同じ壁に同じ点差で弾かれた2人が、3年経って大阪で当たる。第8試合を消化試合だと思ってる人は、たぶん損する。
写真: ドンマイ川端=RuinDig/Yuki Uchida(2024年 第10回野村道場・CC BY 4.0・Wikimedia Commons)
09 / 71.0kg / RIZIN OFGキックボクシングルール(3分3R)
宇佐美秀メイソン vs “ブラックパンサー”ベイノア
結果|宇佐美秀メイソンが3R判定3-0で勝利
宇
宇佐美秀メイソン
RISEウェルター級王者。大阪出身の25歳で、RIZINで戦う宇佐美正パトリックの実弟。武尊が代表を務めるteam VASILEUS所属
キック9勝(5KO)0敗2分(2026年6月時点)
直近の戦績
- 2026.6vs ピーマイ・ポー・ゴップクー|○ 1R 43秒 KO
- 2025.11vs ジョ・サンヘ(再戦)|○ 判定
- 2025.5vs ジョ・サンヘ|△ 引き分け(RIZIN韓国大会)
- 2024.12vs 實方拓海|○ 判定(RISEウェルター級王座獲得)
“
“ブラックパンサー”ベイノア
元RISEウェルター級王者。アメリカン・キックボクシング・アカデミー(AKA)所属で、近年はMMAに専念していた
キック18勝(9KO)5敗/MMA6勝(3KO)4敗(2026年6月時点)
直近の戦績
- 2026.6vs 芳賀ビラル海|○ 2R ハイキックでKO
- 2025.12.31vs 雑賀“ヤン坊”達也|× 2R KO
- 2022.12.31vs 宇佐美正パトリック|× 1R KO(MMA)
因縁|兄をKOした男が、弟の前に現れた
8月17日の追加カード発表SPで決まった9試合目。これで全9試合が出そろった。
この一戦、因縁の作りが他とちょっと違う。ベイノアは2022年の大晦日、RIZINのリングで宇佐美正パトリックを1RでKOしている。そのパトリックの弟が、4年後に同じ相手とやる。兄が倒された相手を弟が迎え撃つ、という並びを狙って作れる興行はそうない。
経緯もねじれていて面白い。8月2日にRIZIN公式YouTubeの番組で、今年4月に引退した武尊が榊原CEOと話しているうちに「武尊がマッチメイクするスペシャルカード」が決まり、その場で自分のジムの宇佐美秀メイソンに電話して出場が決定した。相手は後日、というところまでが2週間前。
そして17日の生配信で相手がベイノアだと発表されたんだけど、当のベイノアが番組内で不満を口にする。最初はなんで?って思った、MMAをやるためにRIZINに来た、と。RIZINなのでMMAルールはどうですか、と本人が逆提案までした。メイソンは、武尊さんにキックの魅力を見せてくれと言われてるので、体重も合わせてるのでグチグチ言われても、と一歩も引かない。
そこで笹原事業部長がオープンフィンガーグローブルールはどうですか、と割って入って、両者がやりましょうと合意した。生配信の中でルールが変わった試合。RIZINらしいといえばRIZINらしいけど、ここまで公開の場で条件交渉が転がるのは珍しい。
ベイノアがキックルールで戦うのは、2022年6月のTHE MATCHで和島大海に判定負けして以来4年ぶり。メイソンは6月のRISEで43秒KO勝ちしたばかりで、地元は大阪。動機の温度差がそのまま試合になる。
この試合、絶対に1Rでどちらか倒れることになると思います。倒れるのはベイノア選手だと思うんですけど、しっかり見とってください
宇佐美秀メイソン|イーファイト(2026年8月17日・追加カード発表SP)
俺はもうてっきりMMA引退したのかと思ってたんですよ。今はRIZINのお笑い担当
宇佐美秀メイソン|イーファイト(2026年8月17日・追加カード発表SP)
RIZIN側の思惑とか、武尊さんの思惑とか、その思惑通りにさせるつもりはない。全部覆してやろうと思ってます
ベイノア|イーファイト(2026年8月17日・追加カード発表SP)