
今週のボード、どこを見ても差が0.3
Board Check: Every Race on Our Board Comes Down to 0.3
“山本、完投9回勝利おめでとう。多くの人の期待を背負っている。ドジャースの試合では山本が登板する時が一番好き。私の心の中では大谷以上の存在”
うちのサイトには、毎日夕方に選手成績を取り直して勝手に動くサイヤングとMVPの予測ボードがある。後半戦が始まって1週間、寝る前にぼんやり眺めてたら変な偶然に気づいた。どのレースを見ても、差が0.3なんだよ。今日はその話。
スキーンズまで0.3。先週は1.0あった
NLサイヤングのボードは、1位のミシオロウスキーがもう別世界にいる。WHIP0.77は競う数字じゃなくて眺める数字だからね。俺が毎日見てるのはその下の段、3位スキーンズと4位山本の間。
球宴前の山本は最後の登板で6失点して、現地でもキャリア最悪の夜とか言われてた。そこからの後半戦初戦が、よりによってヤンキースタジアムでの完投10勝目。ボードのスコアはこの1週間でスキーンズとの差1.0を0.3まで詰めた。WHIPは0.88で、これは規定30人の中でミシオロウスキーに次ぐ2番目。現地では疑いようのないビーストて呼ばれてて、まあ、そうとしか言えない。
0.3て。打線が1回はしゃいだら消える差だからね。これを9月まで毎日見るのかと思うと胃に悪い。でも見るんだよなあ、毎日。
OPSが35ポイント落ちた週に、1位が動かない
MVPボードは大谷が1位のまま。ただ中身を見ると、この1週間でOPSは.952から.917まで落ちてる。普通の打者ならスコアごと沈む落ち方で、実際すぐ後ろのウッドとクロウアームストロングは着実に詰めてきてる。それでも1位が動かない。からくりは単純で、大谷は打者としてのWAR3.0に、投手としての3.0を別に積んでるから。
合計で6.0。で、クロウアームストロング、通称PCAは6.3。物差しをWARだけにするなら、実はもう逆転されてる。しかもwRC+は二人とも149でぴったり同点。打撃の価値は完全に互角で、残る差はPCAの守備走塁か、大谷のもう一つの職業か、ていう比較になってる。
“PCAが四球を選べるようになってきた。これで彼はさらに危険な打者になる。”
センターの守備だけで18点ぶん稼ぐ男と、週に一度マウンドでエースをやってる男。どっちが上かは物差しの選び方の話で、つまり決着はつかない。ついでに言うと、このWARの差も0.3。タイトルはそういうこと。
で、サイヤングボードの下にもう一人いる
サイヤングのボードには規定投球回に足りない投手を置いておくwatch枠があって、そこに大谷がいる。投手としての防御率は1.79。規定まであと16回。MVPボードの1位と同じ名前が、サイヤングボードの補欠席にも書いてある。たまに素で読み飛ばしそうになるんだけど、冷静に考えるとどうかしてる。この16回が埋まる頃には、上の0.3差の争いに横から乱入してくることになる。
ボードは俺が寝てる間も毎日勝手に更新されてる。次の定点は2週間後のつもりだけど、多分そのころには今日の数字は全部古い。それでいいんだよ。古くなった数字を並べて、どれだけ動いたかを眺めるのがこの定点観測の趣旨だからね。決着は9月。それまで0.3の世界を楽しもう
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