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サイヤング候補、ア・リーグは7月から同じ1位で、ナ・リーグは8日で4回替わった
コラム · MLB

サイヤング候補、ア・リーグは7月から同じ1位で、ナ・リーグは8日で4回替わった

コラム2026/09/16 12:00

The AL Cy Young Board Has Had One Leader Since July. The NL Changed Hands Four Times in Eight Days.

サイ・ヤング賞カムがフィリーズを完封。レブロンでも来ない限り勝てなかったな😂
7月25日・ヤンキース対フィリーズ戦・MLB公式ハイライトのコメント欄・いいね50

隔週のボード定点、サイヤングの回。前号で、シュリットラーは15日連続1位なのに貯金を毎日吐き出してる、と書いた。あれから10日たってボードを1日ずつ開いたら、その男が10日で吐き出したぶんを全部戻して、前号の書き出しの数字にちょうど戻ってた。俺の読みが外れた話から始める。

貯金を吐き出してると書いた男が、10日で満タンにしてた

前号の9月6日、シュリットラーのスコアは94.6で、2位との差は6.0まで縮まってた。98.0から15日かけて自分だけが落ちてる、と俺は書いた。きょうの数字は98.0。2位のシースが84.2で、差は13.8。10日で貯金を戻すどころか、前号の書き出しに置いた98.0まできっちり戻ってる。

中身も見た。9月7日の時点で防御率2.04、171回2/3、210奪三振。きょうは1.95、184回2/3、228奪三振。WHIPは0.94から0.90。この10日で2回投げて、13回で18個奪って、失点はほとんど増えてない。しぼんでたんじゃなくて、登板間隔の谷にいただけだった。ボードは投げない日に相対値が下がるから、谷を落ち目と読み違えた。前号の俺の読みは外れ。

うちの履歴は7月9日から積んであって、記録のある55日すべてでア・リーグの1位はこの男。首位交代は0回。7月25日の時点で板がもうサイ・ヤング賞カムと呼んでたのを、ヒーローに掲げた。あの日のフィリーズ戦は7回12奪三振で1対0。あだ名が先にあって、数字が2か月かけて追いついた形になってる。

ナ・リーグは、2人とも投げてない日に1位が替わった

ア・リーグが55日で0回なら、ナ・リーグは8日で4回。9月7日までミシオロウスキーが1位で、8日にルザードが87.8で抜いて、10日にミシオロウスキーが90.9で取り返して、14日にまたルザードが87.4で上に出て、きょうミシオロウスキーが5回投げて91.5で取り返した。15勝目。差は4.9まで開いたけど、この8日の動き方を見てると4.9で安心する気にはならない。

変なのは14日の交代で、この日ふたりはどっちも投げてない。ミシオロウスキーの投球回は12日も14日も161回1/3で、ルザードも178回2/3のまま。なのに1位が替わった。ボードのスコアはリーグの中の相対値だから、セールが7回投げて150回から157回に増えただけで、まわりの母集団がずれて席順が動く。当人が何もしてない日に1位が替わるレース、俺は今年初めて見た。

ふたりの差の作り方も逆で、ミシオロウスキーは防御率1.89でリーグの規定投手の中で一番、K-BB%31.6も一番なのに、投球回は166回1/3で上から38%の位置にいる。ルザードは防御率2.87で上から24%、そのかわり178回2/3を投げてて上から14%。率の男と量の男が8日で4回席を替えてる。板は9月5日の時点でミシオロウスキーがほぼ確実と言ってたけど、ボードの上では確実になったり不確実になったりを2日おきに繰り返してる。

山本は3位に2日座って、5位に落ちて、きょう3位に戻った

9月10日の登板で山本は172回に乗せて、防御率2.67を2.62に下げて、11日と12日の2日間3位に座った。80.2。13日にセールが7回投げてスコアを78.1から82.3まで上げて、山本は4位。14日にはサンチェスが79.7で上に来て5位。落ちた2日とも、山本は投げてない。

由伸へ。 もう多くの人が諦めてるかもしれないけど、俺は今年お前がサイ・ヤング賞を獲れると信じてる。突き進め!
6月14日・山本の8回までパーフェクト投球のハイライト・MLB公式のコメント欄・いいね33

6月にこう書いた人がいて、あれから3か月。きょう日本時間の朝に7回1安打無失点で14勝目を挙げて、179回、防御率2.51、178奪三振、WHIP0.87。夕方のボード更新で81.6の3位に戻ってた。首位との差は9.9。WHIPはリーグの規定投手の中で上から5%の位置にいる。数字は諦める理由になってない。

順番を並べると、落ちた2回はセールとサンチェスの登板で、戻った1回は自分の登板だった。もう自分の登板だけで順位が決まる段階じゃなくて、上のふたりと下のふたりが投げる日に自分の席が動く。去年3位だった男が、今年も3位にいる。ただし4位のセールが78.8、5位のサンチェスが75.3で、下からも詰められてはいない。詰めてくるのは上のふたりの登板日だけ。

今永は14位の47.1。10勝10敗、防御率3.88、162回1/3。被本塁打の率がリーグの規定投手で下から2番目に重くて、ここだけがスコアを引っぱってる。大谷の投手欄は、前号から今日までまた一文字も動いてない。14登板85回2/3、防御率1.79。9月に入ってから登板が無い。

レギュラーシーズンの最終日は9月27日で、この表が止まるまであと11日。シュリットラーの13.8はもう届かない差に見えるし、ナ・リーグの4.9はこの8日の動き方だと明後日には別の数字になってる。山本の9.9はその間にいる。前号で俺は独走を2種類に分けて、片方がしぼんでると書いて外した。今度は分けない。11日後に止まった表を、また1日ずつ全部開いて答え合わせする。

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